12月18日  *アニメーションノート、4号発売!*

 

すみません、またまた間が開いてしまいました…(泣)。
祖父が亡くなりまして、帰省していたこともあり、最近ドタバタしていました。
冬コミ本、かなりスローペースに進めています…。何とか形にします!!
最近『コードギアス』に相当はまっていまして、シーツー本も作りたいと思っているんですが、ここ数話でカレンもなんか良い感じで(笑)
頭を悩ませています。お尻を取るか胸を取るか…;う〜ん(笑)。

さてまずはお知らせから。ついに『アニメーションノート』4号が発売になりました!編集長からも『宣伝して!』とお達しが出ましたので
自分の担当した部分を中心に、最新号を紹介いたします!
今回『鉄コン筋クリート』、『天元突破グレンラガン』、『ワイルドアームズ ザ フィフス ヴァンガード』、『クロックアップ』の
合計4特集の記事執筆、及び一部編集を担当しましたよ。以下詳細とちょこっと裏話を。

●『鉄コン筋クリート』
12/23よりロードショーとなるお正月アニメ映画の一つですが、この作品、本当に背景美術がすごいことになってます!
冒頭はマイケル・アリアス監督のインタビューも収録されていますが、僕は後半部分のテクニカル系記事の執筆を担当しています。

・木村真二氏(美術監督)
『スチームボーイ』の背景美術も担当された木村さん。その緻密な描写は凄まじかったです!マイケル監督も『もう一つの主役が背景』というように
映画全編に渡って懐かしさと色あせた昭和テイストの街並みがいっぱい登場します。取材中木村さんはノリノリでして(笑)、いきなりその場で気付いたように
背景を描き始めていただきまして、その過程もしっかり収録させていただきました!一枚仕上げるのに10数分。圧倒されてしまいました…!
その勢いで今号の表紙イラストも『ポスターの背景そのままでいきましょう!』と決まってしまったいういきさつが(笑)。

・西見祥示郎氏(キャラクターデザイン・総作画監督)
最初から最後まで謙遜されていた西見さん。その独特なキャラと個性的な描写は、普段あまり接することのないジャンルでしたが、コンテの話だとか
ここまでの歩みについて、とても有意義なお話をいっぱい伺えました。作中キャラの『木村』が華奢でないのは仕様だそうです(笑)。

・坂本拓馬氏(CGI監督)
取材中同い年であることが判明し、とても親近感が沸いて色々お話を聞いてみました。本特集では美術に重きを置いたためあまりCGIについて
フューチャーしてはいないものの、同作品に絡めるかという視点でお話を聞いていますので、参考になることも多いかと思います!

HPに『感動のロードショー』とありますが、本当に例えようのない感動というか、圧倒感というか、心に残るものが大きい作品だと思います。
『時かけ』にも充分はまりましたが、また別の意味で『時かけ』を超えてくれる作品だと感じました。機会がありましたらぜひ劇場にも足を運んでみてくださいね。

●『天元突破グレンラガン』
作品名を見て「はて?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。これは来春、地上波で放映予定のGAINAX新番なのです!
恐らく現在発売されているアニメ雑誌の中では始めて大々的に特集されている記事となるはずです。
なにせ丸一日、GAINAXにお邪魔して歴々たる皆様へインタビューを行ってまいりました。みなさん饒舌な方達ばかりで、テープおこしが
とても大変なことになっていました(泣)。しかも放送前ということもあり、記事にできない内容もバンバンでてきて頭を抱えたこともしばしば(笑)。
でもとても充実した取材ができまして、現在のGAINAXを垣間見ることができる記事となっているかと思います。そしてインタビューを行ったのは
以下の皆様です。今号の取材中、一番面白かった…というか、インタビュー中笑ってばかりだった現場でした(ダメじゃない!・泣笑)

・今石洋之氏(監督)×中島かずき氏(シリーズ構成・脚本)対談
対談前に今石監督が別打ち合わせで同席できない時間がありまして、先行で中島さんだけのインタビューを行ってから対談収録となったのです。
中島さん、劇団☆新感線の脚本家さんだけあって、話しが凄まじく面白い!(笑)。漫画家を目指していた過去もあって、「アクション」の編集も
なさっていたのだとか。その色々な足跡が脚本に生きているという感じで、『グレンラガン』とても注目の作品です!本HPでも大々的に応援していこうかと!!
対談は今石監督のエネルギッシュな熱血パワーも加わり一気にヒートアップ!。インタビュアーも腹を抱えて笑い出すほど話が盛り上がりました(笑)。
対談記事は4Pに渡って掲載していますが、インタビューした分のトータル4/5を削らなくてはいけないという苦渋の決断を迫られました…。
この対談完全版はまたいつか、別の機会で掲載できたらいいのになぁと思っています!

・GAINAX撮影部・鮎田喜史氏(撮影監督)・山田豊徳氏(撮影・CGマネージャー)
発足したばかりの撮影部取材も本誌が初ではないかなと。『撮影はどんなことしているの?』という感じの部分を軽くサポートできるような形で
ちょっとしたメイキング取材をしています。『トップをねらえ!2』の裏話も少しあります。

・錦織敦史氏(キャラクターデザイン)
近年のGAINAX作品では『かわいい女のコ』を描かせたら天下一品という錦織さん(にしごり、と読むそうですよ)。実はお歳が近く、取材中でてくる作品群は
もろ自分が好きだった、そして影響を受けたものばかりでした(笑)。こちらも記事にはできなかった部分が2/3もあるという状況で、もったいなかった(笑)。
OVA『ああっ!女神さまっ』がかわいい女のコを描くきっかけだったという錦織さん。…僕も同じです(笑)。そのかわいく描くコツをもっと聞きたかったですね。

・赤井孝美氏(プロデューサー)
泣く子も黙る、GAINAX重鎮のお一人、赤井さん。僕もこの方にどれだけ影響を受けたか見当もつかないほどです。中学時代に『プリンセスメーカー』の
かわいい女の子にクラクラしていましたし、『星界』シリーズのイラストも大好きで、作品にもはまってましたし…。正直、赤井さんへインタビューする時は
頭がまっ白でした(泣)。ありがたいというか、情けないというか、赤井さんがどんどんお話をしてくれるので、そんなに質問を投げなくてすんだという部分も
多少なりともありましたが、30分間しゃべりっぱなし(笑)。さすがとしか言い様がありません;。プロデューサーとしての立場での関り方というインタビュー
でしたので他にはあまりない記事になっているかと思います!

●『ワイルドアームズ ザ フィフス ヴァンガード』
先週発売になった『WA5』。実はマスターアップの数日前に『メディア・ビジョン エンタテインメント』訪問しまして
金子彰史氏(プロデューサー)・藪林貴之氏(グラフィックチーフ)・國本豊氏(ビジュアルエフェクト)・徳永真也氏(テクスチャー)から
ビジュアル面、イラストのようなCGを重視してという『WA5』の制作秘話を語っていただきました!(発売直後の本なのに!・笑)
開発途中のテクスチャー制作ビジュアルも掲載でき、発売同時のタイミングとしてはとてもありがたい対応をしていただきました。
本当に慌しい中インタビューに応じてくださって、本当に皆さんには頭が上がりません…。
インタビュー中、金子プロデューサーのクリエーターを目指す皆さんへのコメントを頂いたんですが、メーカー担当者さんも涙ぐむほど
ありがたいお言葉も頂きました!ゲームも面白いはずですし、ぜひ記事もご覧になっていただきたいと思います♪
合言葉は「気合」と「根性」!!です(笑)。

●『クロックアップ』
はい、ご存知の方も多いと思いますが、PCゲームメーカーの『クロックアップ』の特集です!
『アニメーションノート』誌として18禁ソフトを取り上げるのか!?ということで、ちょこっと話し合いの場がありましたけど、
何とか問題なく誌面にできましたよ(笑)。取り上げる作品は開発中のタイトル、『ツヴァイ・ウォルター』です!
インタビューを敢行したのは以下の皆さん。
・h_1氏(プロデューサー)
・今中光太郎氏(キャラクターデザイン・原画)
・神楽玄武氏(シナリオ)
主に3D背景やアニメーションを手がけるも、h_1氏のメイキングを軸にして、今中氏、神楽氏に
それぞれのお仕事でのポイントを伺いました。
『クロックアップ』さん側でも、一般アニメ誌のテクニカルな取材は初めてということで、始めは戸惑ってらっしゃいました(汗
特に神楽さんも『何を話せばよいのでしょう?』と困惑気味でしたが、インタビュー前に「や、僕は18禁同人誌も書いている人間ですから、
こちらの業界もバッチリです(笑)」とお話したところ、大いに安心されて無事取材も終わったという(笑)。
今の活動が良い意味で効果を発揮してくれましたね。というか、取材とても楽しかったです(汗。

他には『パプリカ』、『エイケン(サザエさん)』、『山村浩二氏』、『アメイジングナッツ』、『森本晃司氏×okama氏対談』と
『アニメーションノート』としては初めてほぼ新作中心に構成された、攻勢に転じた誌面となっております!(笑)
自分の担当分以外ですと、『森本晃司氏×okama氏対談』が面白かったですね。
その場で書き下ろしたイラストも紹介されておりますので、気になる方は是非書店で確認してみてくださいね!
ということで合計39ページほど執筆させていただきました。ふぅ…今年で一番の大仕事、という感じでありました;
読後の感想など編集部にお寄せいただけるとありがたいです!

本日の音楽ネタ

BILLY JOEL 11/30、東京ドーム公演
行ってまいりました。その感想など、mixiにアップしたものを修正してお届けします。

セットリストはほぼ11/28と同じ。多少順序が変わった曲も ありました。
(招聘元公式サイトにはすでに11/28分リストがUPされている!)
http://udo.jp/news/index.html#20061129

自分が座っていた席は バックネット裏。ちょうど3塁側ベンチの真上あたりの場所。
野球見に来ているならいい席なんですけど、ライブではその逆。
遠くのステージを見るのでさして問題にはならないにせよ、
視界にネットがあるのはちょっと不満です(泣
それでもS席なんですよねぇ…

音響システムは昨今流行のラインアレイシステム。
日本のPA会社ではなく、音響チームも海外から来ている感じ。
恐らく使用されていたのはJBLのVERTECシリーズ。中高域を担う
ラインと低域を担うサブウーファーがフロント両脇へ別々に
吊り上げられてます。
あとは2、3階席用に中高域用ユニットが中間地点に設けられてました。

ラインアレイシステムとなってからのドームライブを見るのはは今回が初めて
だったんですが、格段に音質が良くなってますね。
VERTECは音量も突っ込めるし、サービスエリアも広く取れる
スピーカーなのでドームでも充分カバーできるといった感じ。

キックドラムやベースもしっかり分離良く聞こえてきますし、
ピアノやボーカルはもちろんのこと、ミュートトランペットの
ハイノートやサックス、クラリネットなど木管楽器もしっかり
明瞭度もあって聴こえてくるのはさすが。
音質的に不満はないライブでしたね。

あとはドームで開催するだけあって、ライティングが豪華です!
良くも悪くもステージ全景が見える位置なので、ライティングの
美しさをしっかり堪能できました!
ワイドビジョンもステージ両脇に設置されていたんですが、
細かいところまで見ようとするとどうしても双眼鏡は欠かせない感じ。
ステージを直で双眼鏡で眺めてみても手元まではちょっと分からない ので、
改めてドームは広いなと感じました。

演奏そのものは細かく緻密に決めていくというよりは
ライブの醍醐味という感じで、大味ではあるけれどノリを重視した
いかにもビリーらしいライブパフォーマンスでした。
しかしながら、11年前のライブと較べると若干おとなしくなったかな?
という印象は持ちましたけど(笑)。
あとは中央に据えられたグランドピアノは180度回転する仕組みに
なっていて、左右、両サイドのお客さんにビリーがしっかり見える
ように配慮されているあたり、エンターテイナーだなぁと(笑)。

バラードのヒット曲が多いので、あまり詳しくない方だとおとなしい
ライブを想像するかもしれませんが、彼は元々ロックンローラーな
部分を強く持っているので、ショウの大半はエッジの効いたロック調
ポップスなんですよ。
2回のアンコールも含めると2時間。シングルヒットだけではなくて
各時代の名曲も織り交ぜた、まさにベストソング・ライブでした!

個人的には『マイアミ2017』が聴けた事が一番嬉しかったかな。
一番好きなアルバム『ニューヨーク物語』のラストの曲なんです。
静かなピアノから始まって途中はバリバリのロック曲へと移る構成
なんですが、とてもいいメロディの曲でして。
『マイライフ』『オネスティ』と聴けたし、大満足です(笑)。

おっと、いけない。
一番ラストの『ピアノマン』は欠かせません。
ビリー・ジョエルといえば、この曲だ!というほどの名曲。
関東近隣に住んでいる方だったら、最近まで東京電力のCMでも
使っていた曲なので聴けば知っているかも。
最後のサビはドーム全体で合唱。もちろん僕も歌いましたよ?(笑)
もう感動のひとときでありました…。
しかも、本日のライブはCSで後日放送されるそうで、TVカメラが
そこら中にありました。
この感動を再び味わえるのは本当に幸せですね。
DVDにして欲しいくらい!(笑)

ビリー、ありがとう♪


■本日のオーディオネタ■

ごめんなさい、今回も…お休みさせてください;
音楽ネタにもなりますが、榊原ゆい『Again/Beautiful day』の音質レポを考えてます。
しばしお待ちのほどを…。

■本日のヲタネタ■

この季節、ブーツを履いた女性の方にメロメロな弖國です(泣笑)
なにやらブーツフェチなのか足フェチなのか、太ももフェチなのかハッキリしないんですが、まぁいいか(笑)
あ、でもウエスタンブーツはちょっと範囲外です;
冒頭『コードギアス』にはまっていると述べましたが、それと同じくらい『おとボク』にもはまって毎週楽しみにしていました。
ああ、次で終わり…。寂しいなぁ(涙)。今期のアニメではこの『おとボク』のED、『Beautiful day』が一番のお気に入りで
何回リピートして聴いたことか分かりません(笑)。もう、大好き!
本当に音質レポはしてみたいので色々体裁を検討中です。

ああ、冬コミまで時間がない…;
まだトランス・コンピレーションのマスタリングも残っているし、テキストの仕事も年内〆のものがあるし、
本年ギリギリまで大変な状況です。冬コミでは優しいお声がけしていただけると来年も元気に生きてゆけるのではないかと考えています(泣)。



融雪カンテラ・日記 / 弖國天音